板橋のアンダーグラウンドスポット
住宅街の一角にぽつんとある「縁切榎」は、江戸時代から悪縁切りのまじないが行われてきた場所です。
人間関係の悪縁だけではなく、酒やタバコ、病気など幅広い縁切りに効果があると言い伝えられ、絵馬にはお願いごとが細かな字でぎっしりと書かれたものが多いです。
中には読むとなかなかに業の深いものがあったりします。
近くには大六天神様が祀られており、縁切り榎はその御神木です。
榎の皮を剥いで水か酒で飲むと別れられると言われていたため、かなり皮を剥がれてしまったのか、今ではがっちりと竹でカバーされています。
ちなみに現在の榎は三代目。先代も近くに安置されているのだそうです。
怖い印象はありますが「悪い縁を切って良縁が生まれる」と願う場所と考えれば、ちょっと薄れる気がします。