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見ないで決めるって本当?内見なしで賃貸物件を契約する際に注意しておきたいポイントは?
お部屋探し | 2024.02.25

見ないで決めるって本当?内見なしで賃貸物件を契約する際に注意しておきたいポイントは?

お部屋探しにおいて室内を確認できる貴重な機会が「内見」です。

賃貸借契約では、お部屋の内見をした上で契約することが一般的ですが、物件の状況やご自身の都合など、さまざまな理由によって内見なしで賃貸物件を契約せざるを得ないケースもあります。

そこで今回は、内見なしで賃貸物件を契約する際に注意しておきたいポイントや、内見なしでも失敗しないお部屋探しのコツについて解説していきます!
これからお部屋探しを始める方や、内見なしで賃貸物件を契約しようと考えている方はぜひ参考にしてみて下さい!

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1. 賃貸物件が内見できないケースとは?

賃貸物件が内見できないケースは、物件の現況による事情もしくは、お部屋探しをしている方ご自身の事情のどちらかにあたることが大半です。

【物件の現況によって内見ができないケース】

インターネットに掲載されている募集物件の情報や、物件資料にある「現況」※と「入居可能時期」の項目の記載内容から、内見ができるかどうか判断することができます。

①「居住中」と記載されている場合

これは、現在の入居者がまだ居住中であることを指しています。

賃貸借契約では「退去を希望する日の〇ヶ月前までに解約の申し入れをしなければならない」というルールがあります。
そのような理由から、解約の申し入れがあった時点でその部屋が近いうちに空室となることが前もってわかるようになっているため、現在の入居者が退去する前でも次の入居者の募集を始めることがあります。

②「〇年〇月上旬」のように入居可能時期が記載されている場合

入居可能時期が記載されているケースも、ルームクリーニングや内装のリフォーム中であるなどの理由でお部屋を内見することができません。

ただし、ここで記載されている入居可能時期はおおよその目安として記載されていることが多いため、記載されている入居可能時期が近づいてくると、お部屋の状況によっては内見できることがあります。

また、新築物件の場合は、入居可能になるタイミングの前に内覧会をもうけるケースもあります。

このように、入居可能時期が到来していなくても例外的に内見できる場合があるので、念のため不動産会社に内見できないか確認をお願いしてみるといいでしょう。

③「未完成(または建築中)」と記載されている場合

新築物件でまだ完成していないときは、このように記載されます。

新築物件の場合、建物が完成する約3ヶ月前程度から募集情報の公開と申し込み受付がスタートするため、募集開始のタイミングでは内見できないことが多くなります。

募集時の掲載情報画像


物件の現況によって内見できないケースは、ほとんどがこのいずれかにあたります。

特に、就職・進学などでお部屋探しをする方が増える1~3月は「即入居」のお部屋からどんどん成約になってしまうため、内見できないお部屋の割合が多くなります。

確実に内見をしてからお部屋を決めたい場合には、お引越しシーズンから少しずれた時期でお部屋を探すというのも手です。

【お部屋探ししているご自身の事情によって内見ができないケース】

ご自身の都合で内見できないというケースとしては、急いで物件を決めなければならないために内見のスケジュール調整をするのが難しい場合や、遠方に住んでいて引越しまでに何度も現地を訪れることが難しい場合などが挙げられます。

このような場合は「オンライン内見」に対応している不動産会社を選ぶのがおすすめです。

「オンライン内見」とは、ビデオ通話アプリなどのオンラインツールを使ってお部屋を内見することができるサービスです。
写真や物件資料だけでは分かりにくい点を不動産会社のスタッフにビデオ通話をしながら映してもらったり、家具や家電の設置場所の採寸をお願いすることもできますので、内見できないことによるデメリットを最小限に抑えることができます。

弊社でももちろん対応していますので、ぜひ利用してみてください!

2. 内見なしで賃貸物件を契約する人がいるって本当なの・・・?

1番手、2番手の画像

内見なしで賃貸物件を契約することは、お部屋選びの失敗リスクを考えるとできるだけ避けたいと思うものですよね。

建築中や居住中などですぐに内見できない場合でも、スケジュール調整ができるのであれば、内見できるようになったタイミングでお部屋を確認した後に契約した方が安心です。
それなのに内見なしでお部屋を契約する人がいるのはなぜでしょうか?

それは”好条件の人気物件をスピーディーに確保するため”です。

賃貸物件の申し込みは“早い者勝ち”であり、申し込みが早かった人から順番に入居審査に入るのが一般的です。1番最初に申し込みをした人(「1番手」と言います)の審査が通過し、契約締結となった場合は、2番手以降の人の申し込みは無効となります。1番手の人が審査に落ちてしまったり、申し込みをキャンセルした場合は、2番手の人に順番が移ります。

新築や好条件な賃貸物件ほど、募集情報が公開された直後からお問い合わせや申し込みが多く入るため、好条件の物件を確保するのには申し込みまでのスピードがとても重要になります。

また、多くの方がお部屋探しをする1~3月も必然的に物件の競争率が高くなります。
そのため、内見なしで契約する人がいるのです。

3. 内見なしで賃貸物件を契約する際の注意点!

さて、ここからは内見なしで賃貸物件を契約する際のリスクや注意点について解説していきます。

①「先行申込」「先行契約」の特徴や違いを確認しておく

内見なしで賃貸物件を契約する場合は、「先行申込」もしくは「先行契約」のいずれかで契約をすることになります。

どちらの方法を採用するかはそれぞれの物件オーナーが決めることであり、借りる側が選ぶことはできません。

それぞれの契約方法がどのようなものなのか把握しておき、気になる物件がどちらの方法で手続きをするのか確認しながらお部屋選びを進めていきましょう。

「先行申込」

内見できない物件に対して、あらかじめ申し込みまでしておき、内見できるようになったタイミングで内見をしてから契約手続きをおこなうこと

「先行契約」

内見せずに物件の申し込みから契約手続きまで完了すること

この2つの大きな違いは手続きをしたあとにキャンセルできるかどうかという点です。
先行申込の場合は、実際にお部屋を見て思っていたイメージと違うとなったときでもキャンセルすることができますが、先行契約の場合はキャンセルをすることができず、解約扱いとなってしまうことに注意が必要です。
具体的には、その物件の契約内容にもよりますが、申し出てすぐの解約ができない、短期違約金が発生するといった可能性があります。

また、先行申込に関しても、キャンセルが可能であるとはいえ、基本的にはそこに住む意思が強いという前提で進められるのが「先行申込」です。

複数物件に対して同時に先行申込をすることは、物件オーナーや管理会社にとっては借りる意思が弱い申し込みと見なされてしまう行動であり、このような申し込みは最初から断られたり、審査落ちとなるケースが多いようです。なので、同時にできる先行申込は1件までと考えておきましょう。

②入居可能日がズレることがある

内見なしで賃貸物件を契約する場合は、即入居可能な物件でないことがほとんどです。
そのような物件を契約する場合は、新築やリフォームの工事が予定していた期間よりも長引いてしまったり、前入居者の都合で退去が遅れてしまうといった理由で、予定していた入居日に入居できないリスクがあることを十分理解しておくことが大切です。

どうしてもこの日までに引っ越さなければならないといった事情がある場合は、多少入居日が前後しても支障がない物件を選ぶようにすると安心です。

③実際に現地に行かなければわからないことがある

先ほどご紹介した「オンライン内見」などを活用したとしても、現地に行かなければわからないことはどうしても出てきてしまいます。
例えば「お部屋の臭いが気になる」「携帯電話の電波が入りにくい」「外の騒音が気になる」といった、目で見てわからない部分です。

また、どんなに写真や動画でお部屋の中を見ていたとしても、実際にお部屋に行ってみたら「思ったよりも狭かった」というようなこともよく聞く話です。

このように、内見なしで賃貸物件を契約する場合は、それなりのリスクが伴うことを理解しておくことが重要です。とは言っても、できるだけリスクを抑えてお部屋を選びたいものですよね。

そこで、次は内見なしでも失敗しないお部屋選びのポイントについて紹介していきます!

4. 内見なしでも失敗しない賃貸物件探しのコツ!

内見なしでお部屋探しをする場合でも、失敗しないコツを押さえておくことで安心してお部屋を契約することができます。
ここからは、そんなお部屋探しのコツをご紹介していきます!

①物件に関する写真や資料を多めに用意してもらう

インターネットで出ている物件情報は、掲載できる写真の枚数に限りがあるため、多くても20枚程度の写真しか見ることができません。

内見なしでお部屋を決める際は、不動産会社を訪れた際にネットに掲載されていない写真も見せてもらえないかお願いしてみましょう。

できるだけ多くの写真を見ておくことで、よりお部屋の中がイメージできますし、写真によってはコンセントの位置やエアコンの製造年月日などの細かい情報まで確認できるケースもあるので非常に参考になります。

また、新築物件やリノベーション物件の場合は、不動産会社がカウンターでお客様向けに提示する図面以外にも、導入予定の設備(キッチン・トイレ・お風呂・床材)など細かい部分が分かる資料を持っているケースが多いので、図面以外にもこういった資料がないか確認してみることをおすすめします。

②同じ物件の間取りが似ているお部屋を内見する

そのときの空室状況などによって必ずできるわけではないですが、可能な場合にぜひおすすめしたいのが、同じ物件の別のお部屋を内見するというものです。

同じ物件の別のお部屋を見るだけでも、お部屋の雰囲気や防音性などの確認ができますが、その中でも間取りが似ているお部屋を内見することができれば、家具の配置などもイメージしやすくなり、実際に住むお部屋を見たときのギャップを小さくすることができます。

③設備状況をしっかり確認する

実際の設備を自分の目で確認することができないからこそ、不動産会社を通して事前に設備状況をしっかり確認しておくことが大切です。

物件資料や契約書類に記載されている設備条件と実際の設備状況に違う部分がないか確認することは、入居後のトラブル防止にもつながります。

④周辺環境を確認する

物件周辺の治安状況や、ご自身にとって暮らしやすい環境が整っているのかどうかという点も、「住んでからこんなはずじゃなかった…」と後悔しやすいポイントです。

内見できない賃貸物件であっても周辺環境を確認することはできるので、可能であれば一度現地を訪れておくといいでしょう。

物件から最寄り駅までの道のりや、スーパーや銀行などよく利用するお店や施設が揃っているかなど、ここは譲れないというポイントがあれば事前に書き出しておき、契約前に確認しておくことも失敗しないお部屋選びのポイントです。

⑤入居可能日がズレる可能性を考慮してスケジュールに余裕がある物件を選ぶ

先ほどの「内見なしで賃貸物件を契約する際の注意点!」のところでも少し触れましたが、即入居可能でない物件を契約する際には、入居可能日がズレる可能性を考慮して物件を選ぶことが重要です。逆に、入居したい日にちよりあまりにも早い入居可能日が設定されている物件を選んでしまうと、現住居との二重家賃が発生する可能性があるため、こちらも気に留めておきたいですね。

目安としては、入居可能日から必ず入居を完了しなければならない日にちまでに3週間~1か月弱くらいスケジュールに余裕がある物件を選ぶのがおすすめです。

例えば、4月からの就職や進学に合わせてお引越しを検討している方が3月下旬完成予定・入居可能予定の物件を選んでしまうと、万が一入居可能日が後ろにズレてしまったときに住むお部屋がないということになりかねません。

このような場合は、3月上旬完成予定・入居可能予定の物件を選ぶようにするとスケジュール的にも余裕ができ、安心して新生活をスタートさせることができます。

5. 内見なしで賃貸物件を契約する際のポイントを理解したら、さっそくお部屋探しをはじめましょう!

いかがでしたか?内見なしで賃貸物件を契約する際のポイントは理解できたでしょうか?
これからお部屋探しを始める方は、内見しないで契約するリスクや注意点を十分理解し、内見なしでも失敗しないお部屋選びの方法を上手に活用してみて下さい!

ハウス・トゥ・ハウスは東京都北部と埼玉県南部に特化した地域密着型の不動産です。弊社エリアにある賃貸物件のことであれば、設備、周辺環境、治安状況など、なんでもお答えさせていただきます!お部屋探しをする方は、ぜひハウス・トゥ・ハウスにお任せください。

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