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賃貸物件を借りる際、宅配ボックスは必須条件?
お部屋探し | 2023.4.20

賃貸物件を借りる際、宅配ボックスは必須条件?

宅配ボックスは、全国賃貸住宅新聞が発表している「人気の設備ランキング2022」では、一人暮らし・ファミリーともに上位にランクインするほど今では人気の高い設備です。

そこで今回は、賃貸物件に設置されている宅配ボックスについて、不動産会社の目線で徹底解説していきます!
これから賃貸物件をお探しする方で、宅配ボックスを検討している方はぜひ参考にしてみてください!

1. 宅配ボックスとは?

宅配ボックス画像

宅配ボックスとは、直接荷物を受け取ることができないときに、配達業者が荷物を入れておくことができる設備のことをいいます。

一昔前は店頭で商品を購入するのが当たり前の世の中でしたが、近年は日用品や衣類、雑貨など、さまざまな商品をインターネットショッピングで購入する方が圧倒的に増えています。
家を空けることが多く、頻繁に荷物が届く方にとっては、宅配ボックスは非常に便利な設備と言えるでしょう。

そんな利便性の高い宅配ボックスですが、宅配ボックスが設置されている賃貸物件は、一般的に築年数の新しいマンションや分譲タイプのマンションに多い傾向があります。

こういった賃貸物件は、宅配ボックスだけではなく、オートロックやエレベーター、24時間ゴミ捨て可など、設備が充実しているケースが多いため、物件を管理・維持するためにそれなりの費用が必要となります。
そのため、家賃や共益費といった費用を相場よりもやや高めに設定しているケースが多いです。

宅配ボックスが設置されている物件を希望する場合は、予算に少し余裕を持っておくことをおすすめします。

2. 賃貸物件に設置されている宅配ボックスは2種類!

みなさんは、賃貸物件に設置されている宅配ボックスには、大きく分けて2つの種類があることをご存じでしょうか。
ここからは、賃貸物件に設置されている宅配ボックスの種類とその使い方、特徴などを簡単に紹介していきます!

1.機械式(ダイヤル式)

機械式宅配ボックス画像

機械式の宅配ボックスの使い方

① 配達員が宅配ボックスに荷物を入れる。
② 荷物を入れた後、任意の暗証番号を設定し、郵便ポストに暗証番号を記載した
不在票を投函する。
③ 受取人が暗証番号を合わせて荷物を取り出す。

機械式の宅配ボックスは比較的昔からあるため、築年数が経過しているマンションやアパートにも設置されていることがあります。
また、電源がなくても使用できるため、後付けで設置している宅配ボックスに多いタイプです。

さらに最近では、ボックスの数が2つ程度しかない小型タイプもあるので、戸数の少ないマンションやアパート、戸建てなどに設置されているケースも増えています。

2.電気式(デジタル式)

電気式宅配ボックス画像

電気式の宅配ボックスの使い方

① 配達員が液晶パネルの操作や音声案内される手順に従って荷物を入れる。
② 個人の暗証番号や専用のカードキーを使用し、荷物を取り出す。

電気式の宅配ボックスには、宅配業者の伝票に自動で受け取りの印鑑を押せるものや、荷物が配達されたことをメールで知らせてくれるといった最新機能が付いているものなどさまざまな種類があります。
また、機械式とは異なり電源が必要なため、家賃や共益費といった費用をやや高めに設定できる大型マンションや分譲マンションのような、築年数の新しい賃貸物件に設置されているタイプです。

それでは次に、賃貸物件で暮らす際、宅配ボックスが設置されていることでどのようなメリットがあるのか、具体的に見ていきましょう!

3. 賃貸物件に設置されている宅配ボックスのメリットを徹底解説!

ここからは、賃貸物件に設置されている宅配ボックスのメリットについて紹介していきましょう!

不在時でも荷物を受け取ることができる

不在時でも荷物を受け取ることができるイメージ画像

宅配ボックスの最大の魅力は、不在時でも荷物を受け取ることができる点です。

「インターネットで注文したけど、毎日帰宅が遅くて配達時間に間に合わない」「配達時間を指定したけど、急遽仕事で家を空けることになった」など、荷物が配達されても受け取れないことは多々ありますよね。

宅配ボックスが設置されていれば、不在時でも荷物が受け取ることができるので、配達時間を気にすることなく外出することができます。
特に、一人暮らしで残業が多い方やアルバイトで帰宅が遅い方などにはピッタリの設備です。

対面で荷物を受け取る必要がない

在宅中であっても、料理中や入浴中ですぐに玄関先に出ることができないなんてこともありますよね。そこで役立つのが、宅配ボックスです。
宅配ボックスが代わりに荷物を受け取ってくれるので、万が一配達業者が配達にきても、慌てて料理の手を止める必要もなければ、ゆっくりお風呂の時間を楽しむこともできます。

また、近頃は新型コロナウィルス感染症が流行した影響で、出来る限り人との接触を避けたいという方も多いです。宅配ボックスが設置されていれば、配達業者と対面で荷物を受け取る必要がなくなるため、リスク回避にも繋がります。

ほかにも、女性の一人暮らしや小さなお子様がいるご家庭では、配達業者と対面するのに不安を感じるという方もいるでしょう。

防犯面から考えても宅配ボックスは、非常便利な設備です。

置き配サービスを利用するよりも、盗難に合うリスクが半減する

置き配が届かないイメージ画像

今は「置き配サービス」も受け取り方法としてメジャーになってきていますが、鍵の付いている宅配ボックスを利用すれば、玄関前やメーターボックスに直接荷物を置く置き配サービスよりも盗難に合う可能性が低くなります。
宅配ボックスは、出来る限りリスクを減らしたい人向けの設備と言えます。

ただし、機械式の宅配ボックスの場合は、不在票に暗証番号を記載しているため、番号さえわかれば、誰でも簡単に宅配ボックスを開けることができてしまいます。
荷物の種類によっては、対面での受け取りを指定するなど、使い方を分けることをおすすめします。

4. 賃貸物件に設置されている宅配ボックスに関するトラブル事例を紹介!

弊社では、約9000戸以上の賃貸物件を管理しています。そのため、設備の使い方に関する質問や設備の不具合によるお困りごと、入居中のトラブルなど、さまざまなお問合せが届きますが、近年、宅配ボックスに関するお問い合わせが非常に多くなっています。

ここからは、賃貸物件に設置されている宅配ボックスでよくあるトラブル事例をいくつか紹介していきましょう!

長期間荷物が入っていて、宅配ボックスが利用できない

空きがなく利用できないイメージ画像

賃貸物件に設置されている宅配ボックスの数は、総戸数の約30%程度が目安であり、他の入居者と共有していることが一般的です。
そのため、宅配ボックスを利用したいときに、他の入居者がすでに利用していて、空きがないということはよくありますが、なかには宅配ボックスに荷物が入っていることを知りながらも、長期間そのまま放置し、占領しているといったトラブルが発生しています。

一週間以上宅配ボックスに空きが出ないときは、こういったケースであることも考えられるので、一度管理会社またはオーナー様に相談することをおすすめします。

手違いで宅配ボックスが開かない

「配達員が任意で設定した暗証番号が誤っていて、宅配ボックスのロックが開かない」「暗証番号を記載した不在票をポストに入れ忘れている」など、配達員の手違いによってスムーズに荷物を受け取れないことがあります。
特に、機械式の宅配ボックスではこういったトラブルが多いです。

一方、電気式の宅配ボックスでは、「配達員が誤って他の号室宛てに荷物を預けてしまった」というトラブルも発生しています。

ほかにも、「宅配ボックスの専用カードを失くしてしまった」「暗証番号の記載された不在票を失くしてしまった」といったトラブルも、頻繁にお問合せいただく内容です。

このようなトラブルが起きた際は、個人で対応せずに、管理会社またはオーナー様に対応してもらうことをおすすめします。
また、宅配ボックスを利用する際は、こういったリスクがあることをあらかじめ理解しておくことも大切です。

5. 賃貸物件に設置されている宅配ボックスを利用する際の注意点!

ここからは、賃貸物件に設置されている宅配ボックスを利用する際に、注意しておきたいポイントを紹介していきます!

荷物のサイズや種類によっては宅配ボックスを利用できない

宅配ボックス内画像

宅配ボックスの大きさは、一般的なコインロッカーと同じくらいのサイズ感です。そのため、荷物のサイズによっては物理的に宅配ボックスを利用できないケースもあります。

また、生ものを取り扱うクール便、高額な商品や現金といった貴重品が入っている荷物も宅配ボックスを利用することができません。

こういった荷物の配達依頼をする場合は、対面で荷物を受け取る必要があるので、自宅にいる時間帯を指定するなど、出来る限り再配達にならないように心がけましょう。

自作の宅配ボックスでは対応してもらえないことが多い

自作の宅配ボックス画像

賃貸物件に宅配ボックスが設置されていない場合、自分で宅配ボックスを作って玄関前などに設置している方がまれにいますが、自作の宅配ボックスは既製品の宅配ボックスに比べてセキュリティー面で不安が大きく、盗難やトラブルのリスクが高まります。
そのため、配達業者側としてもトラブルを避けるために、自作の宅配ボックスには配達をおこなわないというケースが多いです。

また、賃貸物件の共用部分である廊下などに私物を置くことは、規約違反や消防法違反になる可能性が高いため、注意が必要です。

自分で宅配ボックスを設置したい場合は、必ず管理会社またはオーナー様から許可をもらった上で設置する必要があることを理解しておきましょう。

6. 賃貸物件に宅配ボックスが設置されていない場合の対処法!

ここからは、宅配ボックスが設置されていない場合、どのような対処法があるのかを紹介していきます!

宅配ロッカーを利用する

宅配ロッカー画像

運送業者が運営する「PUDOステーション」は、宅配会社が利用できるオープン型の宅配便ロッカーです。駅をはじめ、スーパーやドラッグストア、駐車場など、あらゆる場所に設置されており、指定した場所で24時間好きな時間に荷物を受け取ることができるサービスとなっています。

指定の宅配ロッカーに荷物が配達されると、納品通知書がメールで届く、非常に便利なシステムです。

コンビニ受け取りを利用する

インターネットショッピングの場合は、コンビニ受け取りを指定できるケースが多いです。
有名なコンビニエンスストアであればほとんどの店舗が取り扱っているので、近くの店舗を指定すれば、仕事で帰宅が遅くなった場合でも時間を気にせず立ち寄ることができます。

ただし、コンビニ受け取りを指定できるものは、CDや本、ゲームや小さめの雑貨程度のサイズのものになります。

置き配サービスを利用する

置き配画像

置き配サービスは、玄関前やメーターボックスなどあらかじめ指定した場所に荷物を配達してもらうサービスです。そのため、出来る限り配達員との接触を避けたいという方におすすめの方法となっています。
ただし、玄関先が屋外にある場合、天候によっては荷物が濡れてしまう恐れがあるので、注意が必要です。

また、オートロック付きの賃貸物件では、置き配サービスを利用することができないことも覚えておきましょう。

このように、賃貸物件に宅配ボックスが設置されていない場合でも、さまざまな方法で荷物を受け取ることが可能です。
しかし、宅配ボックスと同様に、大型の荷物やクール便などは対応していないので、荷物の種類によっては注意する必要があります。

集合住宅に宅配ボックスが設置されていない場合は、自分の使いやすい受け取り方法を選んでみてはいかがでしょうか?

7. 賃貸物件のことで分からないことがあれば、ハウス・トゥ・ハウスにお任せください!

いかがでしたか?賃貸物件に設置されている宅配ボックスについて理解できたでしょうか。
宅配ボックスを活用することで、より便利な生活を手に入れることができますが、安心・安全な荷物の受け渡しをするためには、正しい使い方やマナーを守ることが大切ということをしっかりと覚えておきましょう!

ハウス・トゥ・ハウスは東京都北部と埼玉県南部に特化した地域密着型の不動産です。弊社エリアにある賃貸物件のことであれば、設備、周辺環境、治安状況など、なんでもお答えさせていただきます!

これからお部屋探しをする方は、ぜひハウス・トゥ・ハウスにお任せください。

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